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この記事の目次
AFCアジアカップとは?
1956年から開催されている、AFC(アジアサッカー連盟)が主催のアジアナンバーワンを決定する大陸選手権大会。
南米の南米選手権(コパ・アメリカ)や、ヨーロッパのUEFA欧州選手権(ユーロ)のアジア版です。
実は1960年に始まったユーロよりアジアカップの方が歴史は長く、サッカーの大陸別選手権の中では1916年に始まったコパ・アメリカの次に古い歴史のある大会です。
1956年のアジアカップ第1回大会は香港で開催されています。
アジアカップの重要度
1988年から2015年まではアジアカップで優勝した国がFIFAコンフェデレーションズカップに出場することができましたが、2017年にコンフェデレーションズカップが終了した事で出場権もなくなりました。
ただ、アジアカップはFIFAランキングに大きく影響する大会の1つ。
FIFAランキングはワールドカップ予選や本戦にも関係するため、アジアカップは日本代表が出場できる国際大会の中でも重要な大会の1つとなっています。
アジアカップの開催日程
開催 | 4年に1回 |
前回 / 次回 | 2023 / 2027 |
アジアカップの開催は4年に1度。前回大会は2023年、次回開催は2027年です。
開催時期は大会によって異なりますが、本戦出場をかけた予選を約3年かけて戦います。
順番 | 期間 | |
---|---|---|
1 | 1次予選 | 2023年10月 |
2 | 2次予選 | 2023年11月〜2024年6月 |
3 | 予選プレーオフ | 2024年11月 |
4 | 3次予選 | 2025年3月〜2026年3月 |
5 | アジアカップ本戦 | 2027年 |
2027年大会の日程は、2023年に1次予選開始、3次予選が2026年に終わり本大会の出場チームが決定します。
アジアカップの大会形式も大会ごとに変化することがあり毎回同じではありませんが、ここでは2027年大会の日程を参考にしてまとめていきます。
アジアカップ予選の形式
アジアカップ参加国の中からFIFAランキングの低い20チームが登場。ホームアンドアウェイで戦い勝利した10チームが2次予選に進出。
敗退した10チーム中で最も好成績の1チームは3次予選へ行き、残り9チームはプレーオフへ。
1次予選に参加しなかったFIFAランキングの上位26チームが登場し、そこに1次予選の勝者10チームが参加。4チームごとに9つのリーグに分かれてホームアンドアウェイのリーグ戦を行う。
各リーグの上位2チームがアジアカップの本戦出場、各リーグの下位2チームは3次予選に回る。
1次予選で敗退した9チーム+北マリアナ諸島が登場。ホームアンドアウェイで戦い、勝利した5チームが3次予選に回る。
1次予選敗退の1チーム、2次予選敗退の18チーム、プレーオフ勝者の5チームが登場。4チームごとに6つのリーグに分かれてホームアンドアウェイのリーグ戦を行う。
各リーグの1位がアジアカップ本戦に出場。
アジアカップ本戦の形式
※2027の本戦スケジュールがまだ未定なので、本戦は2023年の方式を参考にしています。
2次予選通過18チーム、2次予選通過6チームが本戦に参加。4チームごとに6つのリーグに分けてグループリーグを戦う。
各グループリーグの上位2チームが決勝トーナメント進出、3位のチームの中からリーグ成績上位の4チームが決勝トーナメントに進出できる。
各グループリーグで1〜2位の12チーム、3位で好成績の4チームが参加。16チームでノックアウト形式の決勝トーナメントを行う。
ベスト16、準々決勝(ベスト8)、準決勝(ベスト4)、決勝を戦い優勝が決まる。
アジアカップの歴代記録
歴代優勝国
優勝回数 | 国 | 優勝年度 |
---|---|---|
4回 | 日本 | 1992年、2000年、2004年、2011年 |
3回 | イラン | 1968年、1972年、1976年 |
3回 | サウジアラビア | 1984年、1988年、1996年 |
2回 | カタール | 2019年、2023年 |
2回 | 韓国 | 1956年、1960年 |
1回 | オーストラリア | 2015年 |
1回 | イラク | 2007年 |
1回 | クウェート | 1980年 |
1回 | イスラエル | 1964年 |
アジアカップの歴代最多優勝国は日本代表です。
1992年のオフト監督時代に初優勝、それから2000年トルシエ監督時代・2004年のジーコ監督時代と連覇を達成し、2011年のザッケローニ監督時代の合計4回優勝しています。
歴代通算得点
14得点 | アリ・ダエイ(イラン) |
11得点 | アルモエズ・アリ(カタール) |
10得点 | 李東国(韓国) |
9得点 | 高原直秦(日本)他 |
アジアカップの歴代最多得点者はアリ・ダエイ。
クリスティアーノ・ロナウドに更新されるまで国際Aマッチの通算得点数1位の記録を持っていたイランの英雄的なストライカーです。
日本人選手の記録
MVP | 三浦和良(1992) 名波浩(2000) 中村俊輔(2004) 本田圭佑(2011) |
得点王 | 高原直泰 (4得点 / 2007) |
最多出場 | 遠藤保仁(2004 / 2007 / 2011 / 2015) |
優勝監督 | ハンス・オフト(1992) フィリップ・トルシエ(2000) ジーコ(2004) アルベルト・ザッケローニ(2011) |
日本人選手初のアジアカップMVPは1992年で24才だったキングカズ。
意外にも日本人得点王は2007年の高原選手1人だけとなっています。
遠藤選手の4大会出場は、アジアカップの歴代でも2位の出場回数です。