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この記事の目次
WBCとは?
WBCは、メジャーリーグベースボール(MLB)とメジャーリーグベースボール選手会(MLBPA)によって創設されたワールドベースボールクラシックインク(WBCI)が主催する、野球における最高峰の国際大会。
World Baseball Clasic(ワールド・ベースボール・クラシック)の頭文字を省略してWBCと呼ばれています。
WBSCプレミア12など、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が公認する野球の国際大会は他にもありますが、ワールドチャンピオンの称号が与えられるのはWBCのみ。
野球の国別ナンバーワンを決める大会であり、サッカーでいうところのFIFAワールドカップと同じ様な舞台です。
WBCの次回大会と開催間隔
第1回 | 2006年 |
第2回 | 2009年 |
第3回 | 2013年 |
第4回 | 2017年 |
第5回 | 2023年 |
第6回 | 2026年(予定) |
WBCは何年に1度開催されるのか?
WBCの第2回大会以降は4年に1度の間隔で開催されています。
WBCの第5回大会は2021年に開催される予定でしたがパンデミックの影響で2023年に延期。次回の第6回大会は4年後の2026年3月に予定されています。
WBC代表チームへの参加資格
① | 所属する代表チームの国籍を持つ |
② | 所属する代表チームの永住資格を持つ |
③ | 所属する代表チームの国で生まれた |
④ | 所属する代表チームの国籍やパスポートの取得資格がある |
⑤ | 両親のどちらかが所属する代表チームの国籍を持つ |
⑥ | 両親のどちらかが所属する代表チームの国で生まれた |
⑦ | 過去のWBCで所属する代表チームの最終ロースターに登録された事がある |
WBCの各国代表チームに選べる選手は、選手の国籍だけではなく両親の国籍も影響します。
アメリカ人メジャーリーガーのラーズ・ヌートバー選手が2023年の第5回WBCの侍ジャパンに選出されたのは、母親が日本生まれだったという条件が適用されたためです。
WBCの参加国
参加国 (第1回大会) | 日本・アメリカ・カナダ 台湾・メキシコ・キューバ 南アフリカ・プエルトリコ・オランダ オーストラリア・イタリア・パナマ ドミニカ・ベネズエラ・韓国・中国 |
合計 | 16カ国 |
2006年に開催された記念すべき第1回WBCには、上記の16カ国が参加しました。
2023年大会(第5回)
予選から参加 (12カ国) | ブラジル・スペイン・チェコ ドイツ・イギリス・フランス ニュージーランド・ニカラグア・パキスタン アルゼンチン・南アフリカ・パナマ |
本戦から参加 (16カ国) | 日本・アメリカ・台湾 ドミニカ・オランダ・プエルトリコ キューバ・イスラエル・ベネズエラ オーストラリア・コロンビア・イタリア カナダ・メキシコ・韓国・中国 |
合計 | 28カ国 |
2023年に開催された第5回WBCの参加国は予選・本戦合わせて合計28カ国。
参加国数は初回から12カ国も増えています。
WBCの大会日程・方式
WBCの大会日程・方式は各大会により変わる事がありますが、ここでは2023年に開催された最新の第5回大会の方式を簡潔にまとめてみました。
予選
予選A組 | 6カ国 | 上位2チームが本戦へ進出 |
予選B組 | 6カ国 | 上位2チームが本戦へ進出 |
合計 | 12カ国 | 4チームが本戦出場権を獲得 |
WBC予選ラウンドは12カ国が、6カ国づつA組とB組に分かれてトーナメントを行います。
トーナメントは2回負けたら敗退のダブルイリュミネーション方式で行われ、予選各組の上位2チームが本戦への出場権を獲得できます。
本戦
予選を免除された16カ国はここから登場、予選を勝ち抜いた4カ国と合わせて合計20カ国で本戦が行われます。
- A組:台中ラウンド(台湾)
- B組:東京ラウンド(日本)
- C組:フェニックスラウンド(米国)
- D組:マイアミラウンド(米国)
本戦に参加する20カ国が、5チームづつ4つのリーグに分かれてリーグ戦を行います。
振り分けられたリーグによって開催国も異なり、上位2チームが決勝トーナメントに進出します。
本戦の第1ラウンドで4位以内に入ったチームは、次回大会の予選は免除されます。
本戦の第1ラウンドの5つのリーグで各組上位2チームとなった合計8チームが一発勝負の決勝トーナメントを行います。
準々決勝(初戦)は4試合中2試合づつ東京とアメリカに分かれて開催され、準決勝(2回戦)と決勝(3回戦)は全てアメリカで開催されます。
WBCのルール
ロースター | 30人 | 投手14人・捕手2人以上 |
WBCの予選と本戦ではルールが少し違いますが、ここでは本戦のルールをまとめています。
WBC本戦のロースター(登録選手数)は1チーム30人。そのうち最低でも投手14人以上、捕手を2人以上登録しなければいけません。
これに予備投手登録があり、最大10名まで予備の投手を登録できます。※一度登録を外れた投手は再登録は不可
WBCの試合ルール
DH | あり(大谷ルールあり) |
リリーフ投手 | 打者3人と対戦 or イニング終了まで交代不可 |
延長 | ノーアウト2塁で開始 |
ピッチクロック | なし |
WBCの試合はDH制あり。そして、先発投手がDHに入る事ができる大谷ルールも導入されています。
延長になれば、ノーアウト2塁から始まる延長タイブレーク方式を導入。
途中で登板するリリーフした投手は、打者3人と対戦するか、イニング終了まで交代できないルールとなっています。
MLBで話題になったピッチクロックは第5回大会までは導入されていません。
WBCの投球制限
第1ラウンド(リーグ) | 65球まで |
準々決勝 | 80球まで |
準決勝 | 95球まで |
決勝 | 95球まで |
WBCの試合は投手に球数制限が課せられていて、各ラウンドによって球数制限の上限が変わります。
打者との対戦中に球数上限に到達してしまった場合、その打席が終了するまで上限を超えて続投できます。
WBC期間中の練習試合では49球が球数上限となっています。
- 30球以上 or 2日連続登板:中1日空ける
- 50球以上の投球:中4日空ける
そして、投げた球数・連投数によって、登板できる試合間隔が決まります。
50球以上投げた場合は、次の登板まで中4日の間隔を開けなければいけません。