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近年、国内外で注目を集めているシティポップとは一体何なのか？
このページでは、再ブームの理由や人気の名盤などシティポップの情報についてまとめてみました。
シティポップとは？
シティポップは１９７０年代の後半から１９８０年代にかけて日本で発展した音楽ジャンル。
当時流行していたニューミュージックの中でも欧米の楽曲の影響を強く受けていて、洗練された都市の生活や雰囲気をテーマにしたポピュラー音楽のこと。
都市生活の中で感じられる寂寥感やロマンティシズムをテーマにした歌詞が多く、またテクノロジーの進化や経済成長といった時代背景も反映されています。
そんな当時の都会の喧騒や夜の街の雰囲気を、洗練されたメロディ・スムーズなリズム・繊細なアレンジで表現しているのが特徴です。
シティポップの定義
これがあればシティポップっというスタイルの明確な定義はありませんが、都会的で洗練された音楽スタイルというのが大きな要素になっている様です。
あとは日本語で歌われている（日本の音楽）という点もシティポップの要素として挙げられています。
シティポップの衰退と再ブームの理由
シティポップのスタイルは当時の日本の高度経済成長や都市の変容と強く結びついていましたが、時が経ちバブル崩壊などで日本社会が大きく変化。
そして１９９０年代になるとバンドブームやJ-POPといった新しいジャンルが次々に台頭、それに伴いアーティストたちもジャンルを超えた音楽を追求したり、別のスタイルに移行。
そもそも流行とは移っていくものですし、シティポップ人気が下火になったのは多くの要因が影響しているかと思いますが上記の点が衰退した主な理由とされています。
再ブームの理由
２０２０年代になり、音楽配信サービス等の発展によって世界中で様々な楽曲に触れ合う機会が増た事で新しい世代のリスナーがシティポップを発見しその魅力に引き込まれる事も増加。
そこにSNSで動画などが拡散され、ユーザー間のコミュニケーションで知名度や新たなファン層を形成。
レトロな要素も再び流行している中でシティポップは過去の日本のライフスタイルを反映しているため、これに対する需要も高い。
他にも様々な要因が挙げられますが、これらの要素が複合的に作用しシティポップが再び注目を浴びる要因となりました。
シティポップの名曲１５選
| 曲名 | 歌手 | 発売年 | |
|---|---|---|---|
| 01 | Stay With Me / 真夜中のドア | 松原みき | 1979年 |
| 02 | Midnight Pretenders | 亜蘭知子 | 1983年 |
| 03 | フライディ・チャイナタウン | 泰葉 | 1981年 |
| 04 | プラスティック・ラブ | 竹内まりあ | 1984年 |
| 05 | I LOVE YOU SO | 大橋純子 | 1984年 |
| 06 | Just a Joke | 国分友里恵 | 1983年 |
| 07 | Remember Summer Days | 杏里 | 1983年 |
| 08 | 街中のドルフィン | 濱田金吾 | 1982年 |
| 09 | 4:00 A.M. | 大貫妙子 | 1978年 |
| 10 | ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER | 杉山清貴 | 1985年 |
| 11 | FANTASY | 中原めいこ | 1982 |
| 12 | DOWN TOWN | シュガー・ベイブ | 1975 |
| 13 | SAY GOODBYE | 佐藤博 | 1982 |
| 14 | テレフォン・ナンバー | 大橋純子 | 1981 |
| 15 | Windy Summer | 杏里 | 1983 |
８０年代のシティポップでおすすめの名盤１０曲をピックアップしてみました。
どれも約４０年ほど前の曲ですが、今聞いてもほとんど古臭さを感じさせない当時のセンスが凄いです。
泰葉って単なるお騒がせタレントってイメージだったけどこんな才能を持ってる人だったのか…
海外でも注目された曲
インドネシア人歌手Rainychによってカバーされ、それが海外の人気TikTokerの動画に使用された事などが要因となって各国サブスクの再生回数が上位になるなど２０２０年に再び注目を集めた。
２０２１年にカナダ出身の歌手The WeekendがMidnight PretenderをサンプリングしたOut Of Timeという楽曲をリリース。アメリカのビルボードでも最高３２位を記録した。
２０１０年代から海外でプラスティック・ラブのリミックス曲が数多くアップされ、非公式にアップロードされた動画の再生回数が２４００万回以上になるほどの注目度を集める。海外での注目度の高い楽曲。
最近のシティポップブームで韓国のDJがピックアップ、日本でも歌手のBENIがカバーするなどして再度注目を集めている。実はフライデー＝金曜日ではなくFLY-DAY＝フライ・デイというの方の意味らしい。
杏里の１４枚目のシングル「悲しみがとまらない」のカップリング曲。２０１９年には韓国人DJによるのリミックス版が発表されている。
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