ドラゴンボール『新旧ブロリー』の違い!物語の変更点やその理由を考察してみる

映画ドラゴンボール超で登場したサイヤ人のブロリーですが、実は過去映画3作品に登場していて敵キャラとして映画の最多登場数を持つ有名キャラ!

ファンも多かった人気キャラのブロリーなんですが、新作と旧作の映画ではそのキャラ設定や生い立ちなどが変化していました。

そこで、新作と旧作でブロリーの変更点や設定が変化した理由を考察してみます。

旧作のブロリー考察

旧作ブロリーが登場する映画
  • ドラゴンボールZ 燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦
  • ドラゴンボールZ 危険なふたり!!超戦士はねむれない
  • ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ

1993年に公開された劇場版の燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦でブロリーが初登場しました。

1994年に公開された危険なふたり!!超戦士はねむれないで2回目の登場、同年に公開された超戦士撃破!!勝つのはオレだではブロリーのクローン「バイオブロリー」として3回目の登場。

生い立ちのエピソード

ブロリーの生まれはエイジ737、カカロット(後の孫悟空)と同じ日に生まれ2人は隣同士のベッドに配置されていました。

※旧作ではベジータはこの頃にはすでにサイヤ人の仕事に従事しています。

高い戦闘力を持って生まれてきたブロリーですが、戦闘力の低い下級戦士のカカロットの泣き声で眠りを邪魔され泣かされていたという過去がトラウマとなり後に悟空を恨む原因となっています。

そして、天才的な力を持つブロリーが自身の地位を脅かす存在になる事を危惧したサイヤ人の王ベジータ王から「ブロリーの排除指令」が出てしまいます。

父親のパラガスと共に排除されそうになったブロリーですが、深手を負いながらもフリーザが惑星ベジータを破壊する際にその潜在能力が覚醒、惑星ベジータの消滅から生き残ることになります。

キャラクター

普段は細身で大人しそうな外見ですが根本的な性質は残虐非道です。能力が暴走して超サイヤ人に覚醒すると、途端に自身の強さを強調したり敵を見下すなどの非道さが表に出てきます。

旧ブロリーは1000年に一度現れ破壊を好む最強の戦士、伝説の超サイヤ人であり悟空たちの超サイヤ人を超える存在、非道な性格の他にも筋肉が大きくなり戦闘力が溢れ出すのがその特徴です。

ブロリーは幼少期から超サイヤ人に覚醒していたため、その凶暴さを恐れたパラガスはブロリーが寝ている隙に制御装置を付け、その力を抑え込みコントロールすることに成功。

しかし悟空と再会を果たしたことで幼い頃の苦い記憶を思い出し本来の力が暴走、伝説の超サイヤ人として覚醒していくことになります。

新作のブロリー考察

新作ブロリーが登場する映画
  • ドラゴンボール超 ブロリー

2018年に公開されたドラゴンボール超ブロリーで「ブロリー」が4回目の登場!

今作のブロリーは過去の劇場版3作品に登場したブロリーとは設定が変化してリニューアルされています。

生い立ちエピソード

サイヤ人の王子ベジータと年が近く生まれたブロリーでしたが、フリーザが惑星ベジータの新しい司令官に就任する際に配られたスカウターによってブロリーの異常なまでに高い戦闘力が明るみになる。

その高すぎる潜在能力は将来的に正常な精神を保てなくなる危険性があり、息子のベジータ王子を超える戦闘力を持つことに嫉妬していたベジータ王は過酷な環境の小惑星バンパへとブロリーを追放する。

父親のパラガスはブロリーを追いかけ救出には成功するが、宇宙船が故障してしまい41年間の長期にわたってその過酷な環境で生活することになります。

キャラクター

新作ブロリーは幼少期から辺境の惑星で生きてきた事もあり、サバイバル術以外は最低限の事しか知らない純粋な心を持つ青年、父親想いの一面もあり根本的な性質は善良タイプ

新作ブロリーは伝説の超サイヤ人との明言はされてはいませんが成長スピードは驚異的。

素人同然の状態でベジータと互角に渡り合い、すぐに赤髪の超サイヤ人ゴッド状態のベジータと同等レベルまでに成長。

覚醒した時は青髪の超サイヤ人ブルー状態の悟空とベジータ2人がかりでも歯が立たなくなるほど。

驚異的な強さの秘密は変身せずに大猿状態になっていることらしく、その力をコントロールできず凶暴性が増していきます。容姿も筋肉が大きくなり伝説の超サイヤ人を彷彿させる存在感は健在です。

ブロリーの設定が旧作と新作で変わった理由

旧作の映画シリーズと新作映画でブロリーのキャラ設定が違う理由は原作者の鳥山明が関わっているかどうかという点です。

旧作映画3作品はアニメスタッフが製作。スタッフの企画案を元に鳥山明がキャラデザインに関わっていますが、原作とは別の世界線(パラレルワールド)のストーリーという位置付けでした。

ドラゴンボールZ神と神から鳥山明の原案となったことで映画シリーズも原作に組み込まれる形となり、ドラゴンボール超ブロリーで原作に待望のブロリーが登場した形になりました。

まとめ

旧作映画はパラレルワールドという位置付けでしたが、新作映画のドラゴンボール超からは原作の物語としてリニューアル!

ブロリーも残虐な性格から根は優しい善良な人物に変化、新作が正規のキャラ設定という立ち位置になります。ちなみに新作映画には悟空の母親がアニメ初登場していました。

漫画の銀河パトロールジャコに掲載されている読み切り作品「放たれた運命の子供」で悟空の母親は登場済み、悟空が地球に到着する前日譚的な内容で要チェック!

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