この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ジブリの人気映画「もののけ姫」に登場するコダマがトトロだったという都市伝説のような話があります。
実は、もののけ姫にはそれ以外にも面白い裏設定が存在しています。
ここでは、物語の舞台となった場所や、時代の考証、キャラクターの裏設定など、知っているともののけ姫をより楽しめる情報をまとめています。
もののけ姫の時代(年代)考証
もののけ姫の舞台となっているのは室町時代の日本とされています。京都に足利氏の室町幕府があった時期で、作中で「明国」というワードが登場している事もその時代の根拠となっています。
より具体的には室町時代後期が舞台とされており、作中で登場する火薬技術や、鉄砲の伝来、そして戦乱による社会の混乱といった要素が、この時代背景を裏付けています。
物語の時代背景としては、室町時代から戦乱の戦国時代へと移っていく頃、人間の文明も発達し力をつけ、多くの鉄を作るために山の採掘や木々の伐採が激しくなってきた時期と思われます。
エミシの村(アシタカの村)
アシタカに対して作中で、蝦夷の一族というワードが出ています。
蝦夷は、過去に大和朝廷の支配に抗った東北地方に住む屈強で勇敢な民族。朝廷に属さなかった地方の一族で、アシタカの住んでいた「エミシの村」も東北にあった蝦夷の集落の中の1つと推測できます。
作中の「大和に敗れて、この地に追われ、身を隠して500余年」というセリフも、エミシの村の人々が蝦夷の末裔であるという判断材料になっています。
エミシの村は、大和朝廷が成立してきた古墳時代に身を隠したという事なので、村に弥生・縄文の文化が色濃く残っていると考えられます。
アシタカは村で「アシタカヒコ」とも呼ばれており、「ヒコ」は族長など高貴な立場の人間を表す事から、アシタカはエミシの村の族長(王族)の家系だったと思われます。
たたら場
たたら場は、島根県雲南市にある菅谷たたら山内がモデルとされています。
たたら製鉄を行う施設で、古墳時代後期にはすでにその原型が始まっており、中世(鎌倉・室町時代)になると中国山地を中心に大規模な製鉄が盛んに行われるようになったと言われています。
「山内」とは、たたら製鉄を行う製鉄所を中心に、そこで働く人々が暮らす集落全体を指す言葉。映画のたたら場が、製鉄所だけでなく1つのコミュニティとして描かれているのは、この史実とも似ています。
たたら場のある場所は、当時製鉄が盛んだった中国地方と思われます。
鎮西(ちんぜい)
もののけ姫に登場する猪神「乙事主(おっことぬし)」は鎮西から来たとされています。
鎮西とは九州を指す古い呼び名で、乙事主は九州から海を渡り、たたら場やシシ神の森があると思われる中国地方まで仲間を率いてやってきたと推測できます。
カヤとアシタカの関係
カヤは、主人公のアシタカが暮らしていたエミシの村の娘です。アシタカを「兄様」と呼んで慕っていますが、妹ではなく、実はアシタカの許嫁。
アシタカが村を出ていく際、カヤは別れの印としてアシタカに『玉の小刀』を贈ります。
この小刀は、一族の娘が想いを寄せる男性に一生涯の愛を誓う証とされており、この重要なシーンによってアシタカとカヤの関係性が示唆されています。
乙事主とモロの君の関係
乙事主は、九州地方に棲んでいたとされる四本牙を持つ巨大な白い雄の猪神、年齢は500歳で最長老の猪神とされる存在です。
モロの君は、シシ神の森の近くの山頂付近にある巨大な岩場を住処にしている、二本の尾を持つ白い巨大な雌の山神。年齢は300歳で、サンや2人の子供と一緒に暮らしています。
人間への対し方で意見が割れる犬神と猪神でしたが、モロの君と乙事主は、かつて(100年ほど前は)恋仲であったという裏設定があります。
コダマはトトロ?
コダマは、樹齢が長くなった木から生まれるとされる木の精。シシ神の森で多数登場し、ボブルヘッド人形のように頭をカクカクさせる挙動が印象的だった不思議なキャラクターです。
そんなコダマが、トトロと何の関係があるのか?
もののけ姫のラストに登場したコダマが、時間の経過とともに、耳が生えて、トトロになったという説があります。
トトロは、木々が生い茂った森などの自然豊かな場所に住む通常なら見ることもできない存在。コダマとトトロには、同じ森の精という特徴があります。
トトロも1000年以上前の昔から森で暮らしているとされるので、大昔のあの出来事から生き残ったコダマが進化してトトロになっても辻褄は合います。
これは一見、ただの都市伝説みたいな話ですが、実は公式に言及されています。
正確には、ラストシーンに「1人でもいいからコダマを入れたい」というあるアニメーターさんの強い希望を宮崎監督が許可したという話の様です。
アニメーターさんがラストシーンのコダマにこだわった理由が「そのコダマに耳が生えてトトロになったと考えれば、話が首尾一貫する」という事だったそう。
参考ジブリの世界
サンはエボシ御前の子供説は本当?
幼い頃に両親に捨てられ犬神に育てられたサンですが、サンを捨てた親が、たたら場のエボシ御前という説があります。
年齢的、容姿、距離的な事などが根拠として挙げられますが、サンとエボシの親子関係説には、公式な設定はありません。
モロによると「森を侵した人間が、我が牙を逃れるために投げてよこした赤子」という事なので、エボシならそんなことをする可能性は低そう。
サンとエボシの親子説は、ただの都市伝説だったというのが有力です。