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ドラゴンボールに登場する人造人間は、レッドリボン軍に所属していた科学者ドクター・ゲロによって生み出されました。
ドクター・ゲロは、かつてレッドリボン軍が孫悟空に壊滅させられたことに強い恨みを抱いており、復讐のために究極の生命体である人造人間を開発したという経緯があります。
このページでは、レッドリボン軍の天才科学者だったドクター・ゲロが開発した人造人間一覧と、それぞれの特徴や歴史を振り返ってみます。
この記事の目次
原作に登場した人造人間の歴史
時系列 | 名前 | 登場パート | 種類 |
---|---|---|---|
① | 人造人間8号 | レッドリボン軍編(少年期) | 人間ベース(機械) |
② | 人造人間16号 | 人造人間編 | 完全な機械 |
③ | 人造人間17号 | 人造人間編 | 人間ベース(有機) |
④ | 人造人間18号 | 人造人間編 | 人間ベース(有機) |
⑤ | 人造人間19号 | 人造人間編 | 完全な機械 |
⑥ | 人造人間20号 | 人造人間編 | 人間ベース(機械) |
⑦ | セル | 人造人間編 | バイオテクノロジー |
⑧ | ガンマ1号 | ドラゴンボール超 | ?? |
⑨ | ガンマ2号 | ドラゴンボール超 | ?? |
⑩ | セルマックス | ドラゴンボール超 | バイオテクノロジー |
まずは原作の漫画=正規の歴史に登場する人造人間の情報に限定してまとめてみました。
ドラゴンボール超も含めて正規の歴史に登場している人造人間は合計10体。
人造人間という設定が登場したのは人造人間〜セル編なので、16号〜20号が最初の人造人間という印象が強いですが、実はドラゴンボールの初期に登場した8号が最初の人造人間となります。
ドラゴンボール超では、ゲロの孫『ドクター・ヘド』が作成したガンマやセルマックスという人造人間も新たに登場しています。
人造人間1号〜7号までは全て失敗作だったということで原作での登場はなし。
9号から15号は全て何かしらの問題をかかえた失敗作だったとのこと。
劇場版で13〜15号は登場しましたが、原作の中では「13号・14号・15号の3体だけはかなり完成度が高かったらしい」という会話(エピソード)の中だけで登場しています。
歴代ドラゴンボール劇場版シリーズの時系列やボス情報についてはこちらの記事にまとめています。
人造人間8号

人間だった男性を機械化した人造人間。
原作に登場した初の人造人間。8号は悟空がレッドリボン軍を壊滅させる前に作られた人造人間なので、孫悟空を倒すという目的で作られ人造人間ではないと推測されます。
少年期の悟空も認めるくらいの強さを持っており、能力的には成功だったものの性格が優しく戦闘嫌い+本来は敵である悟空と仲良くなってしまったのでドクター・ゲロにとっては失敗例となってしまう。
大型でフランケンシュタインみたいな外見の通り、少年時代当時の悟空が驚くほどのパワーを持っていた。
原作はドクター・ゲロの手によって作られたことになっていますが、アニメ版ではアニメオリジナルキャラ・フラッペ博士との共同開発という説もあります。
人造人間16〜18号

全てが機械で作られている完全機械型の人造人間。
永久エネルギー炉だけではなく、敵の強さを探知するセンサーも持っているため相手の位置や能力を察知できる。
ドクター・ゲロが自ら作った人造人間の中で最高の能力を持っている。
基本的には自然を愛する穏やかな性格の持ち主だが、悟空だけには戦闘体制を取るようプログラムされているため常に敵対視している。
ゲロの実の息子をモデルにしているため、戦いには不向きな性格にしてしまい、人造人間としては失敗作と位置付けられていた。
加えて戦闘で失いたくないというゲロの親心も重なりスリープ状態にされていた模様。
人間の双子の姉弟を改造した人造人間であり、ほとんど人間と変わらない成分で構成されている。元はラピスという人間の男性で18号の双子の弟。
永久エネルギー炉を持ち、パワー重視の設計で膨大な戦闘力を備えているため設計者のゲロより強い。敵の能力を察知するセンサーは無いため敵の気を察知する事はできない。
ドクター・ゲロによって勝手に人造人間へと改造された事に恨みを持っているため命令を聞かず、製作者のゲロ自身でも手が付けられないので失敗作と位置付けられ再調整のためスリープ状態になっていた模様。
人間の双子の姉弟を改造した人造人間であり、ほとんど人間と変わらない成分で構成されている。元はラズリという人間の女性で17号の双子の姉。
敵の能力を察知するセンサーは無いため敵の気を察知する事はできない。
永久エネルギー炉を持つが、弟の17号の失敗もあり姉の18号は前回より戦闘力を落とした設計にされている。
それでもドクター・ゲロ自身を大幅に上回る戦闘力を持ち命令も全く聞かないため失敗作と位置付けられ再調整のためスリープ状態になっていた模様。
姉の18号は17号より戦闘力が少し抑えられているが両方とも超サイヤ人を凌駕する実力を持つ。
人造人間19号・20号

エネルギー吸収装置を持つ完全機械型の人造人間。敵の強さを探知するセンサーも持っているため相手の位置や能力の察知もできる。
ドクター・ゲロの命令に忠実に従い、ゲロの計画通りに製作できた唯一の成功例。これまでの失敗から過去シリーズより安定性を重視して設計されているため戦闘力は大幅に低く設計されているが、それでもこれ以上の敵はいないと想定されていた。
しかし悟空たちが予想以上に強くなっていたため戦闘面の誤算で結果的には失敗作となった。
人造人間20号はドクターゲロが自分自身をベースにして人造人間へと改造した姿。エネルギー吸収装置を持ち、同じ吸収型の19号より20号の方が強い。
なぜ20号になったゲロ自身に永久エネルギー炉を搭載しなかったのかは謎ですが、ドクター・ゲロの老体では永久エネルギー炉の強力なパワーに耐えられなかったという説が有力。
20号は人間を機械化した人造人間ですが、17・18号は有機ベースなので、同じ人間ベースの人造人間でも少しタイプが異なっています。
セル

極小のスパイロボットが悟空やピッコロなどこれまで登場してきた敵・味方の戦闘データを収集するついでに戦士達の細胞も採取しており、それらのデータや細胞を組み合わせて作られたバイオタイプの人造人間。
17号と18号を吸収して完全体へと進化できる。最初に17号を吸収して第2形態へ進化、最後に18号の吸収にも成功して完全体へと進化した。
研究に時間がかかり過ぎるため自ら直接製作する事を断念し代わりにコンピューターが研究を引き継ぎ長年継続して作り出した人造人間。
完成したセルは17号と18号を吸収すれば完全体になることを知ったが、その未来では既にトランクスによって人造人間は倒されていた。そのため、完全体を目指しトランクスからタイムマシンを奪い17・18号がまだ存在している現代にやって来た。
成体の姿では大きすぎてタイムマシンに乗れないため、卵の状態まで退化した姿で現代に到着。成体の姿に戻るまで数年の歳月を費やすため、その間は誰にも気づかれないよう現代に潜伏していた。
ちなみに、セルマックスは『ドクター・ヘド』がドクター・ゲロのデータを元に新たに作成したパワーアップバージョン。当時のセルよりサイズが大きくなり戦闘力も段違いに強くなっている。
ガンマ1号と2号は何タイプの人造人間なのか詳細は不明です。
原作以外で登場した人造人間一覧
名前 | 登場 |
---|---|
人造人間9号 | ゲーム・漫画 |
人造人間13号 | 映画 |
人造人間14号 | 映画 |
人造人間15号 | 映画 |
新17号 | ドラゴンボールGT |
超17号 | ドラゴンボールGT |
人造人間21号 | ゲーム |
劇場版ドラゴンボールでは、ドクター・ゲロが作成に携わった人造人間として、原作に登場しなかった人造人間13〜15号が登場、ゲームでは人造人間21号が登場しています。
ドクター・ゲロ以外が作成した人造人間としては、新17号と9号が登場。
新17号はアニメシリーズのドラゴンボールGTで登場。ゲロではなく天才科学者ドクター・ミューが作り出した機械型の人造人間ですが、17号と合体して超17号となりました。
9号に関しては正規とは別でゲームとリメイク漫画の読み切りで2種類の9号が登場。
ドラゴンボールオンラインというゲーム内ではサイボーグ化したレッド総帥が9号、ドラゴンボールSDというリメイク漫画では編集者をモデルとしたボクサー姿の人造人間が9号となっています。
原作の漫画版とアニメ版・映画版のドラゴンボールには少し違いがあります。原作とアニメ・映画シリーズの繋がりについてはこちらの記事にまとめています。
人造人間13号・14号・15号

13号〜15号はドクター・ゲロのコンピューターが研究を引き継ぎ完成させた人造人間。人間をベースに機械化された人造人間で『孫悟空を倒す』というゲロの思いを引き継ぎ行動しています。
人造人間13号の強さや登場する映画の情報についてはこちらの記事にまとめています。
元は人間なので変身前は外見も中身も人間と変わらないが、第二形態への変身後は理性を失い外見も人間とはかけ離れた姿へと変化する。
14号と15号のパーツを吸収することで第2形態の合体13号へと変身するという変身設計が後のセルの研究に引き継がれていると推測されています。
巨体の人造人間で見た目は人間に近いがカタコトの言葉しか話さず、13号ほど人間らしさはない。
完全機械型か人間ベースの人造人間かの詳細は不明ですが、破壊された時にほとんどの部分が機械だったのでほぼ機械という説が有力。
14号は巨体で15号は小型、どちらもあまり言葉を話さず13号ほど人間らしさはない。
小型の人造人間で、言葉もあまり話さず外見も人間らしさが少ない完全機械型の人造人間。
人造人間21号

ドラゴンボールファイターズというゲーム内で女性型の人造人間21号が登場。そして、この21号によく似た女性がゲロの妻・ボミとして最新映画ドラゴンボール超スーパーヒーローの冒頭で登場しました。
それなら21号は原作キャラじゃないのかという疑問が出てきそうですが少し複雑な設定があります。
ゲームの設定では21号はセルと同じようにゲロのコンピューターが優秀な科学者の細胞をベースに戦士たちの細胞を組み込んで独自に作成したバイオタイプの人造人間となっています。
ゲームの21号には人造人間になる前の記憶もないため、21号とボミは別人の可能性が高いです。ただし『優秀な科学者の細胞をベース』としているのでボミの細胞をベースにした人造人間と噂されています。
まとめ
人造人間にはゼロから作成された完全な機械タイプ・人間をベースに改造人間タイプ・細胞を使ったバイオテクノロジーで製作されたバイオタイプの3つの種類に大きく分けられています。
人間をベースにしたタイプを細かく分けるとほとんどが生身の人間と同じ成分で構成されている有機型と人間をベースに機械化した機械型の2つに分かれます。
8号と同時期にレッドリボン軍のメタリック軍曹というキャラも登場していますが、こちらは人造人間ではなくロボットにジャンル分けされているそうです。